海外FXのキャッシュバックとは、取引の際に支払う手数料を現金として還元するサービスのことです。
手数料とは、つまり「スプレッド」のこと。
スプレッド差によって発生していた費用がキャッシュバックサービスを利用すると戻ってきます。
海外FXの手数料(スプレッド)とは?
解説 :上記の画像はドル円の注文画面です。買値と売値の差が0.021開いています。もし、1ロット(10万通貨)を売買取引する場合、この差分が手数料となり取引開始時に2100円(0.021×10万)のマイナスとなります。
キャッシュバックされる金額は海外FX会社と利用するキャッシュバックIBによって異なりますが、一般的には1ロットあたり1ドル~8ドルほどです。
このため、キャッシュバックIBサイトを利用しないと損と言われており、多くの海外FXユーザーがキャッシュバックIBサイトに登録しています。
このページでは、キャッシュバックサイトの仕組みとキャッシュバックをもらう方法について、積極的に情報を公開している「海外FXふぁんくらぶ」を例に説明しようと思います。
- この記事の執筆者
- アメリカ生まれ埼玉育ち。オフショア証券ブローカーに勤務経験。環太平洋諸国を転々としたのちに個人投資家に。ブローカー経験から、個人投資家が優位に取引するポイントを分析して考察してます。「ブローカー側だったから勝てるってことは100%ないけど、負けにくい環境・戦略を作るっていうのは人より得意だと思う」
海外FXのキャッシュバックの仕組みとは?
海外FXのキャッシュバックの仕組みは、簡単にいうと、ブローカーがスプレッド差分で得た手数料利益(トレーダー側からは取引コスト)をキャッシュバックIBサイト経由でトレーダーに戻す仕組みです。
なぜ、そんなに面倒なことをやってるか? というと……海外FXの集客モデルと大きく関わっています。
スプレッドが広い理由|海外FXの集客モデル
つまり、海外FX会社は日本に向けて広告集客できないので、日本のIBパートナーは海外FX会社の代わりに広告して集客を行います。
そして、集客されたユーザーが自社で取引開始したら、成果報酬として日本のIBパートナーに海外FX会社は広告費を支払います。
成果報酬の原資は国内よりも広めに設定されたスプレッド(手数料)なので、集客の仕組みを考えたら最初からスプレッドを狭くすることが難しいわけです。
そのため、海外FX会社を利用するのであれば、キャッシュバックを受け取りながら取引するのが理に適っているし、逆に受け取らないと損してることにもなります。
解説 :最近は知名度のある海外FXブローカーでは低スプレッド口座の提供が相次いでいます。これは既に一定の知名度があるブローカーならば、広告費用を払わなくても集客できるという事情も含まれています。
成果報酬をバックして集客する仕組み
さて、IBパートナーにとって集客の方法は色々ありますが、「成果報酬の一部をユーザーにキックバックすることで集客しよう」というのがキャッシュバックIBサイトの集客モデルです。
当然、どんなインフルエンサーが宣伝しようとも、直接お金をもらえるキャッシュバックIBサイトの方が、ユーザーには魅力的に映ります。
キャッシュバックIBサイトから海外口座を開設するユーザーの数は、そうした情報が行きわたるにつれ増えていきました。
現在では、海外FXを利用するならキャッシュバックIBサイトを利用するのは当たり前として、「どのキャッシュバックIBサイトを利用するか?」というポイントに焦点が絞られてきています。
海外FXのキャッシュバックをもらう方法
まず、キャッシュバックをもらうには、キャッシュバックサイトでの会員登録が必要です。
- キャッシュバックIBサイトで会員登録する
- キャッシュバックIBサイトの専用リンクから海外FX会社で口座開設をする
- 発行された口座番号をキャッシュバックIBサイトで登録する
- 取引ごとにキャッシュバックが発生する
① キャッシュバックIBサイトで会員登録
キャッシュバックIBサイトでの会員登録は、ほとんどの場合「名前」「メールアドレス」「パスワード」を入れるだけで大丈夫です。(ニックネーム登録でもOK)
②-1 新規口座開設の場合
続いて口座開設をしますが、新規口座開設の場合は、キャッシュバックサイトが用意したリンクを踏んでから口座を開設するだけでOKです。
その後、開設した口座番号をキャッシュバックサイトに登録すると、キャッシュバックサイトから直接現金でキャッシュバックを受け取れるようになります。
②-2 既に口座を持っている場合
既に口座を持っている場合は、追加で口座を作れば、基本的には新規口座と同じようにキャッシュバックを受けられますが、1つ問題が起こる可能性があります。
以前、アカウントを作った際に既に別のIBパートナーの紹介を受けたことになっている場合です。
本人も知らないうちに某IBパートナーの紹介とされている場合がほとんどですが、その際はIBパートナーの変更手続き(乗り換え)が必要です。
なかには手続きが必要ない会社もありますが、必要な会社の場合は、海外FXふぁんくらぶのサイトに手続き方法が詳しく書いてあります。
会社名 | 手続き有無 | 手続き内容 |
---|---|---|
XMTrading | 無 | 追加口座を作ればOK |
HFM | 無 | 追加口座を作ればOK(IBコード要入力) |
Exness | 有 | 追加口座作成前にサポートにIBパートナー変更を依頼 |
FXGT | 有 | IB紐づけ依頼をサポートに提出 |
Axiory | 有 | 特定プログラム利用申請書をダウンロード&記入しサポートに提出 |
TitanFX | 無 | 追加口座を作ればOK(IBコード要入力) |
BigBoss | 無 | 追加口座を作ればOK(IBコード要入力) |
ThreeTrader | 有 | サポートにIBパートナー変更を依頼 |
Axi | 有 | サポートにIBパートナー変更を依頼 |
TTCM | 有 | 別メアドで新規キャッシュバック口座を開設する必要あり |
LANDFX | 無 | 追加口座を作ればOK(IBコード要入力) |
FxPro | 無 | 追加口座を作ればOK(IBコード要入力) |
MiltonMarkets | 有 | サポートにIBパートナー変更をメールで依頼 |
Tradeview | 無 | 追加口座を作ればOK(IBコード要入力) |
MYFXmarkets | 無 | 追加口座を作ればOK(IBコード要入力) |
FXDD | 有 | 追加口座の申請をメールで行う際にIBコードも合わせて申請する |
③ キャッシュバックIBサイトで口座番号を登録する
海外FXふぁんくらぶでは、会員ページにブローカー名と口座番号を登録するフォームがあります。
解説 :登録してしばらくした後に紐づけ確認完了のお知らせが海外FXふぁんくらぶからメールで来ます。その時点から取引ごとにキャッシュバックが発生しますので注意してください。
④ 取引ごとにキャッシュバックが発生する
下のキャプチャー画面は、海外FXふぁんくらぶの会員ページ内で見れるものです。
自分の取引履歴から、「どの取引からいくらキャッシュバックが発生したのか? 」がわかるキャッシュバック明細が発行されています。
小ロットでしか取引していないのでお恥ずかしいですが、キャッシュバックは小数点以下まで計算されていて明朗会計です。
合計0.8ロットの取引で1500円のキャッシュバックですから、もっと大きいロットで取引する人の場合は、なかなかの金額になると思います。
キャッシュバックサイトからの出金について
キャッシュバックサイトからの出金については、各キャッシュバックIBサイトによって、出金手段、最低出金額、出金スピード、自動支払いの有無など異なります。
海外FXふぁんくらぶの場合は、この後しばらくして銀行振込で出金申請をしたのですが、その日の午後には、自分の銀行口座に着金していました。
出金スピードはかなり早い方だと思います。
海外FXキャッシュバックサイトなら【海外FXふぁんくらぶ】がおすすめ
現在、私が利用しているのは「海外FXふぁんくらぶ」です。
元々、為替相場愛好会という名前だったらしく、トレーダー向けに色々とインジケーターや便利ツールを提供してくれている点も好印象です。
それに、キャッシュバックをしてくれるだけじゃなくて、一度ひどいレート飛びに遭った時に、直接ブローカーにクレームをつけてくれて、被害額が補填されたこともありました。
紹介者責任を負ってくれて、口座開設後もトラブル対応をしてくれる珍しいIBです。
数多のキャッシュバックIBサイトが乱立状態
現在は、多くのキャッシュバックサイトが乱立状態となっています。
インターネット検索で「海外FXキャッシュバック」と検索すれば、数多のサイトがヒットします。
この状態は利用者にとってはメリットが大きいですが、キャッシュバック目当てにトレードをするわけではないので、ブローカー選びと同じように吟味をして選んだほうが良いと思います。
まとめ:キャッシュバックの仕組みともらう方法
海外FXのキャッシュバックの仕組みとキャッシュバックもらう方法について、この記事では解説しました。
基本的には海外FXを利用する際は、キャッシュバックIBサイトに登録してキャッシュバックを受け取ってトレードした方が有利になります。
キャッシュバックを受け取ると、トレードで負けていても収支がプラスになることがあるので、儲かったような気持ちになりますが、実際は多めに支払っている手数料が原資なので儲かってるわけではないです(笑)。
この記事は、私と同じ海外FXユーザーに向けて書いたので、海外FXの一考察として参考にしてください。
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