Axi (アクシ)の仮想通貨(USDT)入出金ガイド
海外FX取引において、資金の入出金方法は取引の効率性と利便性を大きく左右する重要な要素です。従来の銀行送金やクレジットカードに加えて、近年注目を集めているのが仮想通貨ウォレットを活用した入出金方法です。
仮想通貨による入出金は、24時間いつでも利用できる利便性や、従来の方法と比べて圧倒的に速い処理速度など、多くの魅力的なメリットを提供します。
しかし、仮想通貨特有の価格変動リスクやセキュリティ面での注意点など、理解しておくべきデメリットも存在します。また、税務処理の複雑さなど、実際の運用面で考慮すべき要素もあります。
この記事では、海外FX業者での仮想通貨入出金について、そのメリットとデメリット、入出金方法を詳しく解説し、安全かつ効率的に利用するためのポイントをご紹介します。
仮想通貨を活用した入出金を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。
暗号通貨(仮想通貨)とウォレットの基礎知識
暗号通貨とは
暗号通貨は、ブロックチェーン技術を使ったデジタル通貨です。物理的な実体がなく、すべてデジタルデータとして存在し、銀行や政府といった中央機関を通さずに取引できます。
海外FX業者での特徴
- 主要銘柄: ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、リップル(XRP)、テザー(USDT)など
- メリット: 入出金が速く、手数料が安い
- 取引の流れ: 取引所で購入→FX業者のウォレットに送金→出金時は逆の流れ
注意点
送金アドレスの間違いによる資産喪失や、価格変動によるリスクがあるため、十分な注意が必要です。
仮想通貨ウォレットとは
仮想通貨ウォレットは、暗号資産を安全に保管・送受信するためのデジタルツールです。秘密鍵によって資産の所有権を管理し、個人情報を明かさずに取引できます。
ウォレットの種類
- スマホアプリ型: 携帯性に優れる
- ウェブ型: アクセスが容易
- ハードウェア型: 最も安全性が高い
USDT(テザー)について
米ドルに価値が連動したステーブルコインで、1USDT=1米ドルを維持するよう設計されています。価格変動リスクが少なく、多くの取引所で利用可能です。
暗号通貨は海外FX業者での入出金手段として利便性が高い一方、デジタル資産特有のリスク管理も重要です。
仮想通貨(USDT)での入出金のメリットとデメリット
USDTで海外Axiへ送金するメリット
USDTによるAxiへの送金は、従来の銀行送金やクレジットカード決済と比較して多くの利点があります。
まず、送金スピードの速さが大きな魅力です。銀行送金では数日かかることが多いですが、USDTなら数分~数十分で着金するため、取引機会を逃すことがありません。また、手数料の安さも注目すべき点で、特にTRC20ネットワークを利用すれば、送金手数料(ガス代)が数十円~数百円程度に抑えられます。
USDTは米ドルに連動したステーブルコインであるため、価格が安定しており、価格変動リスクが小さく資金管理がしやすいという特徴があります。さらに、主要な海外FX業者のほとんどがUSDTでの入出金に対応しているため、利便性が高く、国境を越えた送金が容易で為替手数料も発生しません。
加えて、銀行やクレジットカードの利用に伴う口座凍結リスクを避ける目的で、USDT送金が選ばれるケースも増えています。これらの理由から、USDTは海外FX取引において効率的な資金移動手段として注目されています。
- 送金スピードが速い
- 価格が安定している
- 多くの海外FX業者が対応
- グローバルで利用可能
- 口座凍結やクレカ停止リスクの回避
USDTでAxiへ送金するデメリット
一方で、USDTによる海外FX送金には注意すべきデメリットも存在します。
最も深刻なリスクは、送金ネットワークの選択ミスによる資金消失です。送金元と送金先でネットワーク(例:TRC20,
ERC20)が異なる場合、資金が消失し、基本的に取り戻すことができません。また、アドレス入力ミスでも同様に資金を失う可能性があり、1文字でも間違えると着金せず、送金したUSDTは失われてしまいます。
仮想通貨に不慣れな人にとっては、銀行振込やカード決済に比べて手続きが複雑で、初心者には分かりづらい面があります。さらに、USDTはTether Limited社による中央集権的な管理であり、同社の信用に依存するカウンターパーティーリスクが存在します。不祥事などで米ドルとの連動が崩れるリスクも考慮する必要があります。
また、日本円への換金がやや手間になることがあります。税務面でも注意が必要で、USDTを他の仮想通貨や商品に交換した時点、あるいはUSDTで商品・サービスを購入した時点でも課税対象となる場合があり、利益が年間20万円を超える場合は「雑所得」として確定申告が必要です。これらのリスクを十分に理解した上で、慎重に判断することが重要です。
- 送金ネットワークの選択ミスで資金消失
- アドレス入力ミスで資金消失
- 仮想通貨に不慣れな人には難しい
- カウンターパーティーリスク
- 税務上の注意
USDT送金を利用する際の注意点
AxiにUSDTで送金する際の主な注意点は以下の通りです。
- 入出金方法の一致
入金と出金の方法を一致させる必要がある場合が多いです。
例えばUSDTで入金された方は入金額まで同じルートへ出金しなければなりませんが、
入金額を超える利益は、クライアントポータル上で表示されている出金方法で出金することが可能です。 - 手数料・反映時間の違い
ネットワークごとに送金手数料や反映時間が異なります。
詳しい内容をAxi公式で確認する。項目 ERC20 TRC20 ネットワーク Ethereum (ETH) Tron (TRX) 最小入出金額 $50 $50 最大入出金額 $100,000 $100,000 送金速度 数分〜数十分 数秒〜数分 ネットワーク手数料 マイナー手数料
20-40 USDTマイナー手数料
1-2 USDT - セキュリティ・送金ミスのリスク
送金アドレスの入力ミスやネットワーク選択ミスによる資産喪失リスクがあります。
送金時は必ずアドレスとネットワークを正確に確認してください。 - 税務上の取り扱い
USDTの売買や送金に伴う損益計算が必要となり、確定申告など税務処理が複雑になる場合があります。
ここまで読んで「実際にUSDTでAxiへの送金をやってみたい!」と思った方へ
💰 すでに興味がある方は今がチャンス!
Axi (アクシ)の暗号通貨(USDT)での入出金方法
ここからは実際のスクリーンショットとともに暗号通貨での入出金方法について解説していきます。
暗号通貨(USDT)での入金手順
はじめに暗号通貨での入金方法について説明していきます。
入金手順1: 入金を始める。
クライエントポータルへログイン後、メニューバーの「資金を追加する」もしくは入金したい口座の「資金を追加する」ボタンをクリックする。
入金手順2: 入金方法を選択する。
アカウントの選択バーから入金したいのアカウントを選択します。そして「Tether」入金を選択します。

入金手順3: 暗号通貨アドレスを追加。
返金用ウォレットアドレスを入金元と同じアドレスで追加して下してください。
USDT ERC-20 経由で入金するには、USDT ERC-20のリターンウォレット アドレスを、USDT TRC-20 経由で入金する場合は、USDT TRC-20 リターンウォレットアドレスを追加して下さい。

登録済みの暗号通貨アドレスを変更したい場合は「ここをクリック」から変更します。
ウォレットアドレスを取得する際は、ERC-20またはTRC-20のネットワーク種別を必ず確認してください。
詳細な取得方法は出金手順3をご確認ください。
入金手順4: 支払い金額の入力。
支払い通貨での入金額を入力し、口座の通貨の金額に変換します。
入金内容を確認して同意事項の同意チェックボックスをチェックし、「継続する」ボタンをクリックし次にすすみます。

入金手順5: 支払い先の仮想ウォレットアドレスをコピーします。
支払い先のウォレットアドレスが表示されるのでコピーします。
暗号通貨の取引を始める際、最も重要なのがアドレスの正確な入力です。
絶対に手入力やメモからの書き写しは避けてください。
入金手順6: 仮想ウォレットへ移動します。
ここからはご自身の仮想通貨ウォレットから先ほどのアドレス宛に入力した金額と同じ金額を出金してください。
もしまだ仮想通貨ウォレットを持っていない方は、まず仮想通貨ウォレットが必要になります。
「入金方法は分かったけど、ウォレット作成が不安…」
そんな方のために、Bybit(バイビット)口座開設の詳しいガイドをご用意!
入金手順7: Bybitから出金する。

ログイン後、画面右上のスクリーン右下の「資産」を選択後「出金」をクリックします。
入金手順8: アドレスと出金額を入力
ここで先ほどのAxiのクライエントポータルで得たアドレスを記入し、「ネットワーク」の選択と金額の入力をします。
Axiのクライエントポータルで選択したネットワークを誤りがないか必ず確認してください。
入金手順9: 認証を記入する。
セキュリティーとグーグルで認証する。
入金手順9: 完了

暗号通貨(USDT)での出金手順
次に暗号通貨(USDT)での出金手順について説明していきます。
出金手順1: 出金を始める
クライエントポータルへログイン後、出金したい口座から「資金を引き出す」をクリックする。
出金手順2: Tetherを選択する。
出金したいアカウントを選択し、Tetherを選択します。

出金手順3: 暗号通貨アドレスを取得する。
ここから仮想ウォレットへ移動し暗号通貨アドレスを取得していきます。

Bybitの口座開設方法はこちらの新規口座開設ガイドを参照してください。
Bybitへログイン後アイコンをクリックし「入金」を選択します。
入金したい通貨「USDT」を選択し、ブロックチェーンは「TRC20」を選択します。
そうするとアドレスが表示されるのでコピーします。
- USDT(テザー)アドレスの例はこちら
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規格 先頭文字 例 ネットワーク ERC-20 0x 0x1234567890ABCDEF1234567890ABCDEF1234567890 Ethereum TRC-20 T T9zP14ryhFq5kL4b6xgVf4Yv8v2K6Q6nqv Tron
暗号通貨の取引を始める際、最も重要なのがアドレスの正確な入力です。
絶対に手入力やメモからの書き写しは避けてください。
出金手順4: 暗号通貨アドレスを登録する。
ここでご自身の暗号通貨アドレスを登録します。

- 一度登録した暗号通貨アドレスを削除または変更したい
-
一度登録した暗号通貨アドレスを変更したい場合は「ここをクリック」し削除する方法があります。
出金手順5: 出金額を入力する。
出金額を入力し「再計算」をクリックし出金額を確認します。また出金理由も記載していきます。
- 出金理由の例はこちら
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これらは金融機関やFX業者がマネーロンダリング防止のために確認するものであり、特別な事情がなければ「生活費」や「投資資金の回収」などが最も無難です。
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- 投資資金の回収
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- 生活費や個人的な資金需要
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- 利益確定のため
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- 他の投資への資金移動
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出金手順6: 出金リクエスト完了

まとめ
仮想通貨を使った入出金は、スピードと利便性で大きなメリットがある一方、価格変動リスクや技術的複雑さなどのデメリットも存在します。
特に最近では海外FX業者への銀行送金に伴う口座凍結リスクが高まっているため、仮想通貨での入出金方法を覚えておくことで入出金手段の選択肢が大幅に広がります。これは海外FXトレーダーにとって、リスク分散の観点からも非常に価値のある知識です。
海外FXの入出金を暗号通貨(仮想通貨)を利用して行う場合によくあるQ&A
- Q: どのブロックチェーンを利用した入出金が可能?
A: USDT (ERC-20) およびTronブロックチェーンを介したUSDT (TRC-20) のみをサポートしています。他のブロックチェーン(例:Binance (BEP2およびBEP20))を介して送信されたUSDTは回収不可能であり、資金は失われます。 - Q: USDTの最低入出金額は?
A: USDTの最低入出金額はUSD30で、アカウント紹介時間は最大15分となっています。 - Q: 暗号通貨で入金額が制限を超えた場合は?
A: 超過分はAxiプロファイルに記録されたウォレットに返金されます。 - Q: 一度登録した暗号通貨ウォレットアドレスを変更したい。
A: 変更方法はこちらをご覧ください。 - Q: Axiで利益分の出金方法は銀行送金だけですか?
A: いいえ、利益分の出金方法はAxiの可能な出金方法の中からご自由に選べます。こちらからご確認できます。