これからFX投資を始めようとする方なら、「投資は儲かるって聞くけど、失敗したら生活が苦しくなるのでは…」
「仕事が忙しい中で、本当に投資なんてできるのかな…」このような不安を感じている方も多いのではないでしょうか。
実は、FX投資は取引練習用のデモ口座で基礎を学び、余裕資金の5%程度から始めることで、仕事を持つ方でも安全に取り組めるものです。
13年間のFX投資経験から言えることですが、成功している投資家は必ず基礎固めを重視しています。
この記事では、将来の資産形成に向けてFXを検討している方に向けて、
- 初心者でもわかるFXの基礎知識
- 仕事と両立できる具体的な投資手順
- 資産を守るためのリスク管理方法
- 無理なく始められる実践的な投資スタイル
上記について、証券会社での実務経験を交えながら解説していきます。
「投資は難しそう」と感じる方も多いかもしれません。しかし、正しい知識と適切な手順があれば、誰でも安全に始められます。これから投資を検討している方に向けて、具体的な方法を詳しく解説していきますので、ぜひ参考にしてください。
FX取引を始める前に必ず押さえておきたい3つの基礎知識
FXの基礎を学び損失回避
FX取引を始める前に、基本的な仕組みとリスク管理の知識を身につけることが重要です。
これは、多くの初心者投資家が基礎知識の不足により、予期せぬ損失を被ってしまう事例が後を絶たないためです。
以下では、FX取引を安全に始めるための3つの重要な基礎知識について、順を追って解説していきます。
FX取引の仕組みと為替変動の考え方
FX取引は、2つの通貨の価値の差から利益を得る取引方法です。「ドル円の価格が上がる」と予想すれば買い、「下がる」と予想すれば売るという、シンプルな原理で運用できます。
為替レートの変動は、国際金融市場の様々な要因によって引き起こされます。
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金利差による変動
2つの国の金利差が為替レートに影響を与えます。一般的に金利の高い通貨の価値が上がりやすい傾向があります。「米国の金利が日本より高いから、ドル円は上がるのでは?」といった考え方で取引できます。
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経済指標の影響
GDP成長率や雇用統計などの経済指標の発表で、為替レートが大きく動くことがあります。これらの指標は定期的に発表されるため、事前に備えることが可能です。
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政治的イベントの影響
選挙や国際情勢の変化など、政治的な出来事も為替レートに影響を与えます。ニュースをチェックすることで、相場の動きを予測する材料となります。
為替相場は24時間動いていますが、主要な取引時間帯は東京市場(9:00-17:00)とロンドン市場(16:00-24:00)、ニューヨーク市場(21:00-翌6:00)です。
初心者が知っておくべきリスクと資金管理
FX取引では、レバレッジ(証拠金取引)を使うことで、少額の証拠金で大きな取引ができます。
しかし、これは諸刃の剣であり、利益が大きくなる可能性がある一方で、損失も大きくなるリスクがあります。
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レバレッジのリスク
例えば、レバレッジ25倍の場合、4万円の証拠金で100万円分の取引が可能です。為替レートが1%動いた場合、証拠金に対して25%の損益が発生します。初心者は低レバレッジ(5倍程度)から始めることをお勧めします。
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資金管理の基本
投資資金は、生活に支障のない余裕資金から始めましょう。具体的には、退職金や貯蓄の5%程度を目安とします。これにより、万が一の損失でも生活への影響を最小限に抑えることができます。
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損切りルール
1回の取引での最大損失額を、投資資金の2%以内に設定することをお勧めします。例えば、100万円の投資資金なら、1回の取引での損失上限を2万円に設定します。この原則を守ることで、長期的な資産の保全が可能です。
「退職金を運用したいけど、失敗が怖い」という気持ちは当然です。
しかし、適切な資金管理と損切りルールを守れば、リスクを抑えながら運用することができます。
取引に必要な口座開設の流れ
FX口座の開設は、オンラインで15分程度で完了します。
必要な準備と手順について、具体的に解説していきましょう。
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必要書類の準備
口座開設には、運転免許証やマイナンバーカードなどの本人確認書類と、入金用の銀行口座が必要です。スマートフォンで本人確認書類を撮影し、アップロードすることで手続きが完了します。
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業者の選び方
各国金融庁に登録された信頼性の高い業者を選びましょう。取引手数料、スプレッド(売値と買値の差)、取引ツールの使いやすさ、サポート体制などを比較検討することが重要です。
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口座開設後の流れ
口座開設が完了したら、まずは無料のデモ口座で取引の練習をします。実際の市場データを使って、リスクなく取引の基本を学ぶことができます。
筆者おすすめの証券会社は、オーストラリアの老舗ブローカーである「Axi」です。
日本語にも完全対応しており、日本円での入金も可能なため、日本人であれば誰でも安心して利用可能な信頼性の高いブローカーです。
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安全にFXを始めるための具体的なステップ
無理なく確実にFX上達
FX投資を始めるには、まずデモ口座で基礎を学び、その後で少額から実践を始めることが賢明です。
この方法なら、仕事を持つ方でも、リスクを最小限に抑えながら着実にFXの取引スキルを身につけることができるでしょう。
以下では、FXを安全に始めるための具体的な手順について、順を追って解説していきます。
無料のデモ口座で基本を学ぶ
デモ口座は、実際の市場データを使って、リスクなく取引の練習ができる学習環境です。
「退職金を失うのが怖い」という不安を抱える方も多いでしょう。
デモ口座には以下のような特徴があります。
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実際の市場データを使用
リアルタイムの為替レートを使って取引の練習ができます。これにより、実践さながらの環境で取引手法を学ぶことが可能です。
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お金のリスクなし
仮想の資金を使って取引するため、失敗しても実際の損失は発生しません。様々な取引手法を安心して試すことができます。
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取引履歴の分析が可能
取引の記録が残るため、どのような判断が利益につながり、どのような判断が損失を招いたのか、客観的に分析できます。
まずは1ヶ月程度、デモ口座で基本的な操作方法と相場の値動きを学びましょう。
筆者おすすめのデモ口座は、こちらのページから無料でご利用いただけます。
ページ最下部のメニュー「無料デモ口座開設」からお手続きください。
少額からはじめる実践トレードの手順
実践取引は、余裕資金の5%程度から始めることをお勧めします。
たとえば、退職金2,000万円なら、最初は100万円程度から始めるのが安全です。
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最初の1ヶ月の目標設定
初月は利益を追わず、取引に慣れることを目標とします。一例として、1回の取引での損失を2,000円以内に抑え、月間の損失が5万円を超えないよう、取引限度額を設定しましょう。
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取引頻度の設定
仕事がある日は1日1〜2回、休日は3〜4回程度の取引に留めます。デモ口座で練習した手法のみを使い、新しい手法は練習用口座で十分に試してから実践します。
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資金の段階的な増額
3ヶ月連続で利益が出せるようになってから、取引額を1.5倍に増やします。これを半年ごとに見直し、安定して利益が出ていれば徐々に取引額を増やしていきましょう。
初心者向け通貨ペアの選び方
初心者は、値動きが比較的穏やかで、経済ニュースでの情報も得やすい通貨ペアから始めましょう。
以下は、FX初心者に適した通貨ペアとその特徴です。
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ドル円
日本の経済ニュースで常に情報が得られる上、値動きも比較的予測しやすい特徴があります。1日の値動きが0.5〜1.0円程度と安定しており、深夜の変動も比較的小さいため、仕事のある方でも取引しやすいでしょう。
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ユーロ円
ドル円に次いで情報が得やすく、1日の値動きも1.0〜1.5円程度と予測がつきやすいです。欧州時間(16:00-24:00)に値動きが活発になる特徴があり、仕事帰りの取引に適しています。
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豪ドル円
アジア時間(9:00-17:00)の値動きが大きく、日中の取引に向いています。ただし、資源価格の影響を受けやすいため、経済指標の確認が重要です。
損失を抑える注文の使い方
FX取引では、適切な注文方法を使うことで損失を最小限に抑えることができます。
「資金を失うのが不安」という方も、以下の注文方法を活用すれば、リスクを管理しながら取引できます。
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逆指値注文の活用
取引開始時に、必ず損失限度額を設定します。例えば、1万円の取引なら200円の損失で撤退とするなど、明確な損切りラインを決めておきましょう。
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利益確定注文の設定
狙った利益が出たら自動的に決済する注文も同時に出しておきます。損失の2倍を利益目標にするのが基本です。1回の取引での損失上限が200円なら、400円の利益で決済する設定にしましょう。
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トレール注文の使い方
利益が出ている時に、利益を確保しながら更なる値上がりを狙える注文方法です。値動きに合わせて損切りラインを自動的に修正してくれるため、利益を逃しにくい特徴があります。
これらの注文方法は、必ずデモ口座で十分に練習してから実践するようにしましょう。
仕事と両立できるFX投資スタイルの作り方
無理なく続ける投資法
FX投資は、忙しい仕事の合間でも無理なく続けられる取引スタイルを確立することが重要です。
日中の仕事に専念しながら、帰宅後の限られた時間で効率的に投資を行うことで、着実な資産形成が可能になるでしょう。
以下では、仕事と両立できるFX投資の具体的な方法について、順を追って解説していきます。
経済ニュースを活用した中長期投資の始め方
中長期投資は、日々の値動きに一喜一憂せず、大きな経済の流れを捉えて取引する手法です。
「毎日相場を見る時間がない」という方でも、経済ニュースを活用することで効率的な取引が可能になります。
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重要な経済指標のチェック
月初に各国の経済指標発表スケジュールをカレンダーに記入します。GDP、雇用統計、金利決定会合など、為替に大きな影響を与える指標を中心にチェックしましょう。夕方のニュースで結果を確認するだけで、相場の方向性を把握できます。
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政策変更の把握
各国の中央銀行の政策変更は、長期的な為替トレンドを生み出します。日本銀行と米連邦準備制度理事会の金融政策を中心に、月1回程度チェックするだけでよいでしょう。
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週末のニュース整理
土日に1時間程度、一週間の経済ニュースを整理します。相場の方向性を確認し、翌週の取引方針を決めることで、平日は必要最小限のチェックで済みます。
筆者おすすめの「Axi」では、MT4/MT5組み込み型の経済指標カレンダーが利用可能です。
MT4/MT5といった取引プラットフォーム組み込み型のカレンダーとなっているため、他の経済指標カレンダーより利便性は高いかと思われます。
毎日15分でできるチャート分析の方法
チャート分析は、帰宅後の15分程度で十分に行えます。
効率的な分析方法を身につけることで、限られた時間でも的確な判断が可能です。
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3つの時間軸の確認
月足チャート、週足チャート、日足チャートの順に確認します。大きなトレンドから順に把握することで、相場の全体像が見えてきます。各時間軸2〜3分で確認できるはずです。
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重要な価格帯の把握
過去の高値・安値、節目の価格帯をチェックします。これらの価格帯は、相場が反転しやすいポイントとなります。チャートに線を引いて視覚化しておくと、日々のチェックが容易になります。
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トレンドラインの活用
上昇・下降トレンドラインを引くことで、相場の方向性が一目で分かります。週1回の更新で十分なので、平日は5分程度でチェックできます。
投資初心者でもわかる基礎知識の学び方
FXの基礎知識は、通勤電車の中でも効率的に学ぶことができます。
スマートフォンを活用して、隙間時間で着実に知識を深めていきましょう。
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通勤時間の活用
電車での移動時間を使って、経済ニュースのヘッドラインをチェックします。為替に関係する記事を中心に、要点だけを押さえることで、効率的に情報収集ができます。
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昼休みの情報収集
昼休みの15分程度を使って、為替相場の動きをチェックします。朝方からの値動きを確認し、夕方の取引の参考にします。
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週末の復習時間
週末に1時間程度、その週の取引を振り返ります。利益が出た取引、損失を出した取引の要因を分析し、次週の取引に活かします。
資産を守るための具体的な運用プラン
退職金や貯蓄を安全に運用するには、リスク管理を徹底した運用プランが必要です。
以下は、仕事を持ちながら実践できる、具体的な資産管理の方法です。
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資金の分散管理
運用資金は3つに分けて管理します。例えば2,000万円の退職金なら、1,500万円を定期預金、400万円を債券投資、残り100万円をFX取引に配分します。これにより、FXでの万が一の損失が全体の資産に大きく影響することを防げます。
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月間の取引限度額設定
FX取引に充てる資金の5%を月間の取引限度額とします。100万円の運用なら、月5万円の損失を上限とします。この範囲内で取引することで、資産の急激な減少を防ぐことができます。
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利益の再投資ルール
獲得した利益は、70%を長期運用資金として確保し、30%を翌月の取引資金に回します。これにより、着実な資産形成と取引機会の確保を両立できます。
当ブログは、オーストラリアの老舗ブローカーであるAxiと提携し、期間限定で特別キャンペーンを実施しています。
かなり豪華なキャンペーンとなっていますので、よろしければご活用ください。
まとめ:取引練習で学んでからFXを始めれば、資産は増やせる
今回は、定年後の資金運用や追加収入に向けてFX投資を検討している方に向けて、
- FX取引の基礎知識と安全な始め方
- リスクを抑えた具体的な取引手順
- 仕事と両立できる投資スタイル
- 資産を守るための運用方法
上記について、証券会社での経験と13年のFX投資実績を持つ筆者が解説してきました。
FX投資で成功するには、デモ口座で基礎を学び、余裕資金の5%程度から始めることがポイントです。
このように段階的に取り組むことで、仕事を持つ方でも、リスクを抑えながら確実に投資力を身につけられるでしょう。
記事を読み進めていただいた方は、すでにFX投資への第一歩を踏み出しています。
「投資は難しそう」「失敗が怖い」という不安は当然の気持ちでしょう。
しかし、正しい手順を踏んで始めれば、必ず道は開けるはずです。
まずはデモ口座を開設して、ご自身のペースで学んでいきましょう。